Blog記事一覧 > 8月, 2022 | 大阪市東住吉区東田辺のエイト治療院の記事一覧
五十肩もしくは肩が上がらない患者さんのお悩みについて
こんにちは。大阪市東住吉区東田辺のエイト治療院西谷です。
本日は治療院でも多数の方が来られる五十肩について、
「症状」、「原因」、「治療法」、「予防法」の順についてお話をしたいと思います。
症状であてはまるチェック項目があるかどうか見てみて下さいね。
★五十肩の症状
- 肩が痛くて動かせない。
- 衣服の着脱時に肩が痛い。
- 洗濯ものを干す時やドライヤーで髪を乾かす時に腕を頭の高さまで上げられない。
- 腕を前に伸ばそうとしたらズキンっと鋭い痛みで動けなくなる。
- 寝る時に肩を下にすると痛くて横になれない。
- エプロンを後ろで結ぶ時に腕が腰に回らない。
- 夜寝ている時に痛くて目が覚める。
このような症状がある方は五十肩の疑いがあると考えられます。
初期症状としては腕を上げた時に「あれ?なんとなく肩が痛いかな?」と違和感から始まり、そこから痛みが強くなり段々と腕が上がらなくなってきてしまいます。
★五十肩の原因
五十肩は肩関節周囲炎とも呼ばれ、40代50代の方に発生することからこのような名称がつけられています。
発生原因は、突然痛みを感じて腕が上がらなくなる方、転倒や肩をぶつけたなどの外傷がきっかけで痛みと腕が上がらなくなる方がいらっしゃいます。
五十肩とは肩関節の加齢によるものと言われ肩関節包や軟骨、靭帯がすりへることによって痛みが起こります。
★治療法
さきほども「症状」のところでもお話をしましたように、腕を動かした時に痛みを感じ初めて、段々と肩関節の可動域が狭くなっていきます。
そこで五十肩が治っていく段階についてですが、「腕を動かした時の痛み改善治療」→「狭くなっている関節の可動域を広げる治療」の順に五十肩は良くなっていきます。
まずは施術によって腕を動かした時の痛みを楽にしていきます。痛みが取れてから次に狭くなっている関節の可動域を広げるように施術をしていきます。
ここで注意すべきポイントですが、腕を動かした時の痛みが取れていない状態で、先に関節の可動域を広げる運動や施術をしてしまいますと、動かしたことによって痛みがひどくなりますので要注意です。
ですのでまずは腕を動かした時の肩や腕の痛みを改善してから、その次に関節の可動域を広げていく治療を行なっていきます。治療をする順番を間違ってしまいますとなかなか改善されませんので気をつけて下さいね。
エイト治療院では、五十肩による施術は肩関節だけを治療するのではなくて、全身のバランスが原因としてとらえて、根本から整えて施術をしていきます。
★予防法
初期症状は腕を動かした時に肩関節の痛みを強く感じます。
夜中や朝起きる時の気温が低くなった時に、人によっては肩や腕がズキズキうずく方もおられます。
冷えを感じますとどうしても筋肉や関節は硬くなり痛みを感じますので、冷房の入っている部屋や夜寝る時にフェイスタオルを肩や腕に巻きます。
タオル一枚を肩や腕に巻くことによって冷えの予防になり温かく保温されますので、寝ている時のズキズキ感が軽減されて朝まで眠れるようになります。
続いて腕を動かした時に肩関節の痛みが取れてきた後に、自宅でできる関節の可動域を広げる運動についてのお話ですが、
まず準備していただく物は、ペットボトル500mlの中に半分ほど水を入れた物とスーパーの手提げ袋を準備して下さい。手持ち部分がついている袋であれば何でも良いです。
そのペットボトルを手提げ袋の中に入れます。
そして手提げ袋の手持ち部分を運動させたい方の手首にひっかけます。
運動の方法ですが、
テーブルの横に立って、痛くない方の手をテーブルにつきます。
上体を前に倒して、手提げ袋を手首にひっかけた方を前後左右もしくは円を描くように遠心力を使って大きくふります。
遠心力を使うことによって肩や腕に無理なく関節の可動域を広げる運動ができます。
痛みが取れた後の関節の可動域を広げる運動は常に行なっていただく必要があります。
五十肩に関しては、この運動をした日としなかった時を比較するとあきらかに変化を感じていただけるかと思います。
継続して運動をすることは大変だと思いますが、頑張って一緒に治していきましょうね。
以上、五十肩についてのお話をさせていただきました。
また、わからないことや疑問がありましたらお気軽にご相談下さいね。